群落管理棟に置かれている受付箱にタヌキマメが見られず、がっかりしたというメモ書きが入っていました。
「草刈りの時にタヌキマメも一緒に刈られて がっかり!」というような内容です。
同じように感じた方もいらっしゃると思いますのでタヌキマメについてお答えいたします。
今年はいつもの場所ではタヌキマメが1本も見ることが出来ませんでした。
柵の反対側では1本見られましたが早くから咲き始め、もう蕾も残っていないのではと思います。
群落ではどの植物も大事ですが会員の中でもタヌキマメファンは多く、芽が出たころから探しては棒を立てたり、紐を張ったりして踏まれないように、車に轢かれないようにとしています。草刈りの時にタヌキマメも一緒に刈ることは絶対にありません。
今年は芽が出た時点で2本確認しましたが3cmにもならないうちに消滅しました。
私自身、目的の植物を楽しみにしていた場所に見にいった時に草刈りされていてがっかりしたことは多々あります。
メモ書きを残された方のお気持ちはよくわかります。
観察路以外の場所ですがタヌキマメ畑かと思うほど何年にもわたり、たくさん生育する場所がありましたがその場所でも今年は1本も見ることができませんでした。自然相手です。こんな年もあるのです。来年見られることを願いましょう。