観察会・親子教室・体験ボランテァ(2024年度)

2024年度の観察会、親子教室についてお知らせいたします。
過去の報告を参考にぜひ、参加してください。

本年度は「体験ボランティア」を予定しています。
対象は中学生以上でボランティア活動に興味のある方
   自然保護・保護活動に興味を持っている方

春の観察会 5月12日(日)  終了しました
夏の観察会 7月21日(日)  終了しました
秋の観察会 11月10日(日)  終了しました
親子教室  8月4日(日)  終了しました
体験ボランティア「セイタカアワダチソウの抜き取り」
      5月26日(日)  終了しました
体験ボランティア「ススキ株の掘り取り」
      11月24日(日)  終了しました
講演会 牧野富太郎と千葉県の仲間たち
       石井勇義・與世里盛春
      12月1日(日) 13時30分(受付13時)終了しました

講演会 牧野富太郎と千葉県の仲間たち 石井勇義・與世里盛春 12月1日(日)報告
講師は練馬区立牧野記念庭園記念館の学芸員 田中純子氏です。
大勢の方にお越しいただき、大盛況に終了しました。
牧野富太郎は「成東・東金食虫植物群落」がある山武地域を何度も訪れています。
そして、地元には牧野富太郎に指導を受けた人々が大勢います。
田中純子氏には牧野富太郎や特に交流のあった石井勇義と與世里盛春の活躍や功績についてお話していただきました。
石井勇義は旧制成東中学校出身で園芸家の第一人者です。「成東・東金食虫植物群落」の天然記念物指定にもかかわっています。
與世里盛春は旧制成東中学校の教諭でした。何度も「成東・東金食虫植物群落」に足を運び、「成東町肉食植物目録」の刊行や県内における植物研究を牽引し「千葉県植物目録」などを刊行しています。

体験ボランティア「ススキ株の掘り取り」 11月24日(日)  報告
少し、作業をすると汗ばむような日でした。
ススキ株の掘り取り体験をしていただく場所は南区の観察路付近を選びました。
次に群落に来られた時にススキ株を掘った穴はどんな様子か見ていただくためです。
以前に掘った穴の縁にはコモウセンゴケ、その少し下にはハルリンドウがたくさん生育していました。ホソバリンドウやヤマラッキョウ、ウメバチソウも残っていてよかったです。

秋の観察会 2024年11月10日(日) 報告
秋の植物の開花が年々、遅れています。今年は公開期間を過ぎていますが特別に11月10日に観察会を開きました。ヤマラッキョウ、ウメバチソウ、ホソバリンドウはちょうどよい時期に当たり、多くの方々に見ていただくことが出来ました。皆様、名残惜しむように熱心に観察されていました。無事に観察会は終了しました。
食虫植物ではシロバナナガバノイシモチソウ、コモウセンゴケが観察出来ました。その他ではウメバチソウ、ヤマラッキヨウ、ホソバリンドウ、アキノウナギツカミ、ナガバノウナギツカミ、カワラケツメイ、オミナエシ、ワレモコウ、コバノカモメヅルの実、エビヅルの実など晩秋の花が楽しめました。

親子教室 8月4日(日)報告
今年はとても暑い夏で心配しましたが無事に親子教室は終了しました。
暑い中、3組7名の方が参加してくださいました。
感想を聞くと「楽しかった」と一斉に声が上がりました。
続けてきてよかったと思う瞬間です。
コモウセンゴケ、シロバナナガバノイシモチソウ、ミミカキグサ、ホザキノミミカキグサが観察出来ました。親子教室用に持ち寄るウツボカズラやサラセニアを割ってみると蛾や蜂が出てきました。ハエトリソウの閉じる瞬間も観察しました。


夏の観察会 7月21日(日) 報告
猛暑日なので心配しましたが6名の方に参加していただきました。
コオニユリが満開でした。カワラナデシコのピンクの花が目立ちました。
観察できた食虫植物はシロバナナガバノイシモチソウ、コモウセンゴケ、ミミカキグサ、ホザキノミミカキグサ、イヌタヌキモ(水槽内)でした。
その他の植物はコオニユリ、カワラナデシコ、イヌゴマ、オミナエシ、ヒメナミキ、アリノトウグサ、タカトウダイ、オトギリソウ、コシンジュガヤ、ヌマトラノオ、ツリガネニンジン、ハイメドハギ、ヤマイなどでした。
10月で群落の公開は終了しますが特別に11月10日に「秋の観察会」を開催します。
ヤマラッキョウ、ウメバチソウ、ホソバリンドウなどが観察できると思います。
是非、お出かけください。

体験ボランティア「セイタカアワダチソウの抜き取り」2024年5月26日(日)報告
10時から保全活動についてパワーポイントを使用して講義をしました。
実際に作業する場所でセイタカアワダチソウの特徴、間違えやすい植物の説明をして、
約1時間セイタカアワダチソウ抜きを体験していただきました。
周りには貴重な植物もたくさん生育しています。
紐を張っている意味なども理解していただけたと思います。
参加者は2名と少なかったのですが守る会の会員、関係者を合わせて15名で作業しました。参加者からは貴重な体験が出来たとの声をいただきました。
11月24日(日)  10:00~11:30(受付9:30)は「ススキ株の掘り取り」を計画しています。

春の観察会 2024年5月12日(日)報告
どんよりした雲が上空にあり、始まる前に雨が降り出しましたが春の観察会を開催している時間帯は降らずに終了することが出来ました。
一面のトキソウが皆様を迎えました。イシモチソウにはキタキチョウが捕まっているのが観察出来ました。シロバナナガバノイシモチソウは約8mm位ですが腺毛が光っているのがわかりました。コモウセンゴケもあちこちに見られました。
食虫植物以外ではトキソウ、コキンバイザサ、ノアザミ、ウマノアシガタ、ショウブ、ハイニガナ、ノイバラ、イチゴツナギ、ハルリンドウなどが観察出来ました。