守る会のご案内

食虫植物を実際に見ると思っていたより小さく目立たないようです。

せっかく見学者が見に来ても気付かず帰ってしまう人が多いのでボランティアで案内しよう、ということから1987年旧成東町教育委員会(現在の山武市教育委員会)の協力を得て、有志が集まり発足しました。

案内活動を行っていて、年々貴重な植物が減少しているのに気が付きました。

そこで、1993年、管理団体である旧成東町(山武市)が行う業務に協力して、植物の保護、管理に関して必要な活動を行う、「成東・東金食虫植物群落を守る会」に再編しました。

成東・東金食虫植物群落を守る会は旧成東町教育委員会(山武市教育委員会)の管理のもと、

などを行ってきました。

2006年3月27日に成東町は山武市になり、管理団体である山武市教育委員会に協力して、これからも植物の保護、管理に関して必要な活動を続けていきます。

千葉日報地域きずな賞を受賞

2024年3月22日に「成東・東金食虫植物群落を守る会」は千葉日報社より、「千葉日報地域きずな賞」を受賞しました。まちづくり(環境)が「成東・東金食虫植物群落を守る会」(山武市、東金市)、伝統文化が「岩沼の獅子舞保存会」(長生村)、教育が「星空の小さな図書館」(いすみ市)、福祉が「笑顔グループ」(南房総市)の4団体。

「千葉日報地域きずな賞」はまちづくり、伝統文化、教育、福祉の分野で住みよい地域づくりなどに貢献する千葉県内の団体、個人を千葉日報の記者や社員らが推薦し、社内で選考する顕彰制度です。選考に当たっては社会貢献、継続性、先見性、独自性、地域密着度、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献などを踏まえて選定される。

第3回日本自然保護協会沼田眞賞を受賞

成東・東金食虫植物群落を守る会では2003年11月に第3回日本自然保護協会沼田眞賞を受賞されました。

同時に受賞されたのは小泉武栄(東京 学芸大学教授)さんです。

全国で1個人と1団体の受賞で大変名誉ある賞で成東・東金食虫植物群落を守る会としてはとても光栄に思っております。

受賞理由は「成東・東金食虫植物群落の維持管理と調査・普及活動」

成東・東金食虫植物群落を守る会は、わが国で最初に天然記念物に指定された食虫植物群落を保全するため、その持続に必要な水管理と、除草、火入れなどの植生管理に取り組むとともに、学術調査の支援、来訪者への解説などを通じて、食虫植物群落の保全と研究教育に貢献した。

第3回日本自然保護協会沼田眞賞  授賞式パンフレット

-日本自然保護協会沼田眞賞とは?-
日本自然保護協会が創立50周年を記念して、自然保護および 自然保護教育に関する研究または実践ですぐれた実績をあげた者を顕彰し奨励するために創設した賞で、

  1. 自然保護および自然保護教育の模範となる実践活動
  2. 自然保護および自然保護教育に関する先駆的・独創的な考えを示した研究や著作
  3. 自然保護および自然保護教育の科学的裏づけとなる重要な調査研究を行った個人またはグループ

に与えられます。(第3回日本自然保護協会沼田眞賞 授賞式パンフレットより)故沼田眞先生も幾度も訪れた郷土の財産であるこの貴重な植物群落を、いつまでも後世に残すよう保護活動を続けていきたいと思います。

成東・東金食虫植物群落を守る会では「成東・東金食虫植物群落」の管理団体が行う業務に協力し、植物の保護、管理に関して必要な活動を行うことを目的にしています。(会員は33名 男20名 女13名)

(株)リコー様より副賞でいただきましたデジタルカメラCaplio3000Gは動植物写真撮影、活動記録、調査記録など大いに活用させていただいています。

教育文化功労者の表彰を受ける

2005年10月29日、のぎくプラザで町政施行50周年記念式典が執り行われました。

町政功労者表彰があり、成東・東金食虫植物群落を守る会は島愛土会と共に
教育文化功労団体に選ばれて感謝状をいただきました。

会員募集中

少しでも興味のある方は群落の管理棟が開いている時に声をかけてください。
また、電話・メールでも結構です。
植物名がわからなくても大丈夫です。

この群落を是非後世に残しましょう。
案内活動は見学者に大変喜ばれ、やりがいのある活動のひとつです。
一緒に活動しませんか?