21、22日はススキ株の土落とし作業を行いました。
11月下旬に掘っておいたススキ株についている土を落とす作業です。
ススキ株が大きくなると食虫植物の生育場所を奪われてしまうのでススキ株を掘り取っています。土落とし作業はそのススキ株についている土には貴重な植物の種子がたくさん含まれているので無駄にしないために行います。土はその場に戻したり、土のう袋に詰めておき、平成18年に再指定された場所の復元に利用したりします。
今年は毎日のように強い風が吹き荒れています。
20日の夜も台風並みの風雨でススキ株が湿ってしまい、作業が出来ないのではと心配しましたが少し湿っていてほこりが立たず、よかったです。しかし北風が強く、寒くて寒くて・・・。22日は幾分南よりの風で暖かかったです。
ススキ株は例年よりよく乾いており、作業ははかどりました。
作業はシルバー人材センターの方々と成東・東金食虫植物群落を守る会の会員で行いました。
例年のことですが掘ってあったススキ株の下にいたニホンアカガエルが飛び出て来たりします。全国的には少なくなっている動物です。ノアザミやオトコヨモギも芽が出始めています。3月下旬からアオスゲなどが咲き出します。