今日は恒例の秋の観察会を行いました。
今年はヤマラッキョウ、ウメバチソウともに開花が遅れていました。
観察会に合わせるように開花しましたが満開のヤマラッキョウを見ていただけなかったのは残念でした。
見頃は月末あたりでしょうか。今日参加された方々ももう一度満開のヤマラッキョウ、ウメバチソウを見に来ていただけたらと思います。本当に見事ですよ。



待ちかねていたヤマラッキョウ、ウメバチソウ、ホソバリンドウが咲き出しました。
明日は秋の観察会、晴れて皆様に秋の花を堪能してほしいと願っています。
一足早く、秋の花々を公開します。
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さいたま市で開催された第5回 野草サミットでゲスト団体として活動報告を行いました。
第5回 野草サミット
場所 埼玉大学・秋ヶ瀬公園
主催 野草サミット実行委員会
後援 国土交通省 関東地方整備局 荒川上流河川事務所・埼玉県・さいたま市
実行委員会(事務局は(財)埼玉県生態系保護協会)からゲスト団体として活動報告をしてほしいと依頼があり、守る会の研修も兼ねて参加を決めました。
北浦和の埼玉大学まで出かけるのには成東発5時48分です。
開始の時間まで余裕があるはずだったのにJR京葉線が強風のために1時間以上遅れてしまいました。
発表する会長だけはどうにか開始時間に間に合いましたが・・・。
一般会員は少し遅れてしまいましたが成東・東金食虫植物群落を守る会の発表には間に合いました。
他の発表が半分ほどしか聞くことが出来ず残念でした。
埼玉県は河川の占める面積割合が日本一で「川の国」と呼ばれていることをはじめて知りました。
テーマが「川と野草」ということもありますが荒川流域で活動する3団体の発表でした。
基調講演は東京農業大学 教授 根元正之氏 「在来植物が優占する河川堤防の保全と復元」
河川堤防の植生は草刈の回数によりシバ型、チガヤ型、オギ・ススキ型などに分けられ在来植物の数がそれにより変わってくるというようなお話でした。他には外来牧草型、広葉型などがある。チガヤ-ツリガネニンジン群落は在来種を多く含む多様性の高い群落ということです。当群落ではチガヤがいっぱいであまり多いと食虫植物の生育場所を奪われると思いながら興味深く聞きました。
午後は荒川河川敷にある秋ヶ瀬公園の見学会。天気予報は悪かったのですが傘をささずに見学が出来ました。
ハンノキがいかに大事かという話や河川工事の影響などみなさん熱く語っていました。
アキノウナギツカミが一面に生えていたり、ニガカシュウと言う植物は会員のほとんどが初めて見ました。河川工事の影響で水が寸断されて乾燥傾向にあるということでしたがじめじめしている場所も多くわが群落に比べてうらやましく感じました。
成東着18時52分、朝が早かったので長い一日になり疲れました。
発表する会長は準備等も大変でしたが有意義な一日でした。
群落はススキとオギが満開です。
ススキはたくさん生えると食虫植物の生育場所を奪うので11月の下旬に掘り取りをしますが全部掘り取れる訳ではないので毎年、群落になるオミナエシと共にススキを見ることになります。オギは再指定地に多く生育しています。こちらも10月中にセイタカアワダチソウと共に刈り取られる運命です。
ススキには株立ちになるがオギは1本ずつ立つ。ススキの芒(ノギ)は長くて目立つ。オギには芒(ノギ)がなく銀白色でやさしい感じです。
群落のわきを「ぐるっと山武50kmウォーク」参加者が通りました。この辺が半分を少し超えた位でしょうか。